桜舞台を夢見て
2018年1月7日(日)1回中山2日目11R第34回フェアリーS(GⅢ)は単勝2番人気に支持されたプリモシーン(父ディープインパクト×母モシーン)が優勝。管理するのは木村哲也調教師。鞍上の戸崎圭太騎手、そして馬主の(有)シルクレーシングは前日、中山金杯を制したセダブリランテスと同じ。2日続けての重賞制覇となりました。
それでは京増TMにレースを振り返ってもらいましょう。
【パドック】
プリモシーンはテンションが高めでしたが、
勝ち時計 1分34秒6 (晴れ・良)
前半4F → 後半4F 48秒0 → 46秒6
12.5 – 11.5 – 11.9 – 12.1 – 11.6 – 11.6 – 11.6 – 11.8
【展開・ペース】
シスルがハナを切り、
【レース分析】
プリモシーンはレース序盤こそ行きたがる素振りを見せていましたが、
「前走(未勝利戦)も強い競馬をしていたので自信がありました。リラックスして走っていたので伸びてくれると。デビュー戦の時に素質を感じていた馬。これからも応援して下さい。昨日、今日と重賞を連勝していい流れになりました。ひとつひとつ大事に乗っていきたいと思います」と戸崎騎手もその資質を高く評価。母は豪州GⅠ4勝。短距離から2500mまで幅広い距離で結果を残した名牝。血統背景からもどこまで成長するのか楽しみな素材です。
スカーレットカラーはプリモシーンをすぐ後ろから追いかけるように進出を開始し、
本命を打ったレッドベルローズは関東の期待馬として賞金を加算して欲しかったところ。スタートで後手を踏んだことで
トロワゼトワルに騎乗した福永騎手は「スタートがすべて。うまく出してあげることができませんでした。脚は使っていますが、ペースも遅かったので」とコメント。過去2戦と違い、発馬が決まらなかったことでレースプランが狂ってしまいました。1番人気に支持されたテトラドラクマは⑥着。序盤にジョブックコメンと接触するシーン。また流れが落ち着いて脚をタメようと思ったところで外からフィルハーモニーがスパートしたのに反応。終始、力んで息を入れることができませんでした。
text by 京増真臣/構成 藤原
勝ったプリモシーンは有力新馬PICK UP!コーナーで紹介していました
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。