第23回 シルクロードステークス(G3)

1:08.3(12.2 – 10.9 – 10.9 – 11.1 – 11.5 – 11.7)

 ラップ構成的には2016年1.07.9(12.0-10.9-10.8-11.1-11.4-11.7)に似ています。今年の方が時計のかかる馬場ですから、ほぼ同水準と考えて良いのではないでしょうか。テンからソコソコ速く、上がりのかかる競馬でしたが、先行・内有利でした。ファインニードルは内枠を引いた時点でセントウルSと同じような競馬を想像していましたが、まさにドンピシャ。好位のインでロスなく立ち回って、2馬身抜け出す完勝でした。プラス18kgと余裕残しの仕上げだっただけに本番も楽しみですね。セイウンコウセイはトップハンデ58kgを背負って2着に踏ん張り、G1馬の地力を示した格好。スムーズならあれぐらいは走って不思議ありません。

 3着フミノムーン、4着カラクレナイは直線外から追い込む競馬。フミノムーンは折り合い面で1200mがベストでしょう。上がりはレース最速の33秒4。カラクレナイは初めての1200mでしたが、まったく問題ありませんでした。外枠から終始外々を回って届かずといったレースぶりは、2016年の高松宮記念を優勝したビッグアーサーとイメージが少しだけ重なるかな。展開的にこの2頭も評価できます。ちなみに1~3着まではアドマイヤムーン産駒でした。

 アレスバローズは後方のインからレースを進めましたが、4角で動けず、直線も一旦は外に出そうとしてスペースが無かったために再度内へ。今日は力を出し切れなかった感じ。1番人気のダイアナヘイローは16着。2番手でスムーズな競馬ができながら直線はアッサリ後退。休み明けにしてもちょっと物足りない内容でした。

text by 小林 

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