トレセンの歩き方

 皆さん、こんにちは!美浦支局で厩舎取材を担当している藤田です。今回は新潟でのデビュー戦で素晴らしい勝ちっぷりを見せたステルナティーア(美浦・岩戸厩舎)について取材させてもらいました(取材日:8月11日)

 

 

▲厩舎の馬房でリラックスした表情を見せるステルナティーア(写真は厩舎スタッフの方に頂きました)

 

  デビュー戦を終えて厩舎へと帰ってきたステルナティーア(現在は放牧中)担当の楠助手にお話を伺うと、『調教で1度も追った事がなく、持ったまま馬なりで好時計が出ていました。今までこんな新馬は経験がありません。それだけに実戦で追った時の反応がどうかと思っていましたが、素晴らしい伸びでしたね。やはり脚が速いです。使った後もテンションが上がる事なく順調そのもの。今日(8/11)放牧に出ますが、次に帰ってきた時にどんな風になっているか非常に楽しみですし、これだけ期待が膨らむ馬は久しぶりです』と調整過程から素質の違いを感じていたことを語ってくれました。また写真でも分かるように顔などには生傷が絶えないおてんば娘なんだそうです。

 

 

デビュー戦で騎乗した福永騎手にレース後、お話を聞くと「厩舎の方でしっかりと教育されているのが伝わってきたよ。血統的に難しいところがあると聞いていたけど、実戦ではそんな面も見せず、上手にレースをしてくれた。間違いなく大きいところを狙える馬。暮れのGⅠを目指していいんちゃう⁉︎ルージュスティリア(8/1新潟で新馬勝ち)はアルテミスSの予定だけど、何かローテが被りそうやな〜」と体が2つ欲しいといった感じでした。
 
 レース後には同じレースにエイカイマッケンロを出走させていた藤原英昭調教師もステルナティーアの近くまで来て、真剣な眼差しで馬体をチェックしていました。注目を集めるステルナティーア。次走は勿論、先々、どんな風に成長していくのか本当に楽しみですね。

 

 

 

 

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藤田 浩貴

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