2019年5月5日(日) 1回新潟4日目
この日の新潟競馬11Rは単勝14番人気のハーレムライン(美浦・田中清隆厩舎)が馬群の内目から抜け出して優勝。この馬に本命の印を打っていたのが美浦支局の調教取材班・中島誠TM、そして厩舎取材班・藤田浩貴TM。②着に入ったプロディガルサンに中島TMは対抗、藤田TMは▲の印を打ち、馬単36,370円を本線でヒット!本命の根拠を聞いてみました。
中島 何と言っても今年1月のニューイヤーSのレースぶりが印象深い。前半1000m通過が56秒2という超のつくHペースだったが、これを2番手で追走。しかも、直線入り口では楽な感じで先頭に並びかけて、一旦は抜け出して見せた。さすがに最後は脚が上がって⑤着に負けてしまったが、次走以降はどこかで好走するだろうと睨んでいた。
続く京都牝馬Sは関西圏への輸送が影響しての大幅馬体減。その後はひと息入れて立て直しを図った。帰厩後、坂路で見かけると元気一杯に駆け上がっていたし、体が戻っていることも確認。いい仕上がりと踏んで本命に推した。
藤田 以前、騎乗していた大野騎手に話を伺うと「マイル以下の短い距離が合っていますね」と。秋華賞以降、距離を縮めてからは注目していました。1月のニューイヤーSのレース後、騎乗した柴田善臣騎手にインタビューすると「速くていい感じで行くね。その中でここまで粘るのだから力があるよ」とパートナーの走りを褒め称えるコメント。これでますます気になる存在に。休ませて体が戻っていましたし、今まで騎乗したジョッキーたちが控える競馬を教えてきたことも実を結び、弾けましたね。今回、少しでも読者の方のお役に立てたなら光栄ですし、取材の感触を原稿や予想印に反映させて参りますので、今後も研究ニュースをどうぞよろしくお願い致します。
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。