10月2日(日曜)に中山競馬場で行われた第56回GⅠスプリンターズS(芝1200m・3歳以上・定量・晴れ・良馬場)はジャンダルムが好位から抜け出して優勝。騎乗した荻野極騎手はこれが嬉しいGⅠ初勝利。管理する栗東・池江泰寿調教師もスプリンターズSは初勝利。ジャンダルムは米国ノースヒルズマネジメントの生産馬。馬主は前田幸治さん。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
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【展開・ペース】 先手候補と目されたテイエムスパーダでしたが、ゲートの出がひと息。代わってファス
【レース分析】 ジャンダルム(8番人気)は夏場に1度使ったことで、うるさいくらいに気持
「課題となっていたスタートはスムーズでしたし、道中をいい感じで運ぶことができました。手応え通りに抜け出してくれましたし、後続の追撃を凌いでくれました。GⅠを初めて勝つことができたのですが、オーナーをはじめとする関係者の方々や、応援して下さったファンの皆様に感謝したいです。また、私自身の腕に磨きをかけていきたいです」と荻野極騎手はコメント。昨年は当舞台で春雷Sを制したコンビ。1月に荻野極騎手に手が戻るとオーシャンSを勝って2歳時以来の重賞勝ちを収めました。そして得意とする中山コースで念願のGⅠタイトルを獲得。人馬一体で栄冠を掴んだ印象が強く、更なる活躍を期待したいですね。
ウインマーベル(7番人気)はブリンカーを外した追い切りでは、あまり動かないタイプ。パドックでうるさかったようにレースの雰囲気
④着はダイアトニック。最後は内にモタれるような面を見せながらも脚を使って健闘。まだまだ地力は健在です。ナムラクレア(2番人気)は前を走るメイケイエールを追って直線に向きたかったのですが、ライバルの手応えがひと息。これをパスしようと4コーナーで外へ。しかし、内から張られるような格好となって予想以上に外を回る羽目に。渋太く伸びて抵抗しましたが、今日に関してはアンラッキーだったと言わざるを得ません。◎メイケイエール(1番人気)はパドックでテンションは上がっておらず、
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。