2017年11月26日(日) 5回東京8日目

 ジャパンカップ当日でもあり、朝から大勢の方が来場。東京競馬場は1Rから大歓声に包まれていました。お昼休みを挟んで、午後一発目の5Rは古馬500万条件のダ1400m戦。レースは10番人気の伏兵レッドオーガーが逃げ粘って馬単は25,760円の高配当が飛び出しました。

レッドオーガーは美浦・藤沢和雄師の管理馬(写真は昨年の未勝利戦優勝時)

このレースでレッドオーガー◎を打ち、予想も的中させたのが美浦調教取材班の京増TM。本命を打った根拠を藤原が聞いてみました。

藤原 休養前のレースが先行して⑮着と惨敗。なかなか重い印を打ちづらいと思ったのですが。

京増 確かに前走のレースぶりだけ見ると本命にはしづらいところ。ただ、2歳時に初めてのダート戦で勝ち上がって、次のオキザリス賞でもハナ+ハナ差③着と好走。厳しいペースを先行して踏ん張っていたように能力は示していた。

16年オキザリス賞は前半3F通過が34秒4。ペースが速く、全体の時計も優秀だった。

藤原 接戦を演じたシゲルコングは次の全日本2歳優駿で②着。シゲルベンガルトラもその後はOP特別で③着と馬券に絡んでいますね。

京増 力はあるし、今回は7カ月ぶりの実戦だけど、坂路、コース併用で攻め量は十分。仕上がりもいいなと感じていたんだ。

藤原 京増TMは追い切りは勿論、普段の気配もチェックしていますよね。

京増 それに減量ジョッキーを起用して斤量が53キロだったのも良かったと思う。存分に力を出し切って粘ってくれたね。

レッドオーガー自身の能力は勿論、調教班らしく仕上がり具合もしっかり把握しての◎。京増TMは5回東京開催を終了して、予想の回収率(関東主場・馬単集計)が何と102%。80%でも上出来と言われる中でこれは驚異的な数字。ラストスパートとなる12月もその印から目が離せませんね。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。