2018年2月11日(日) 1回東京5日目

 2月11日の東京競馬6Rを制したのは単勝オッズ22.8倍の5番人気エンパイアカラー(美浦・藤原辰雄厩舎)でした。この馬に本命を打っていたのが美浦支局で調教取材を担当している中島誠TM。本命を打った根拠を藤原が聞いてみました。

東京5日目6Rを制したエンパイアカラー。馬名からも分かる通り、東京ダートコースで好成績を残すエンパイアメーカーの産駒。

 

藤原 公営名古屋から中央再入厩後は2戦して④、⑤着でしたが・・・。

中島 確かに中央に復帰してからの着順はひと息だったけど、2戦は2500、2400mという距離でジリジリ脚を伸ばして善戦はしていた。力不足という感じはなかった。

藤原 エンパイアカラーが7日の最終追い切りを行ったのは中島さんが普段、採時を担当している南Dコースでした。

中島 5ハロン70秒台と時計は地味だったんだけど、併走相手を追走してなかなかいい動きだったね。大型だから使いつつ状態を上げているなあと感じた。

藤原 本命の決め手はやはり追い切りの良さだったんでしょうか?

中島 金曜、土曜は前日の気配を見るために坂路に行っているんだけど、エンパイアカラーはチークピーシズを着用して駆け上がってきたんだ。勿論、時計にならないような軽目の調整なんだけど、随分、集中して走れているなと。これは大きく変わりそうと踏んで本命を打った。

藤原 レースでもチークピーシズを着用。積極果敢に先行して抜け出しましたね。

中島 馬具を工夫して、その効果が追い切りにも反映されているなと感じた時は買いのタイミングだよな。ちょっとした変化に気付いて紙面に生かせるように普段からトレセンで追い切りを見るようにしているよ。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。