2019年 3月23日(土) 2回阪神1日

 1999年のテイエムオペラオー以降はダービー馬3頭、NHKマイルCの勝ち馬は4頭。更に皐月賞馬1頭に、有馬記念はテイエムオペラオーと昨年のブラストワンピースが勝っている出世レース。99年以前でもオグリキャップをはじめフレッシュボイス、タイキフォーチュンがのちにGI勝ちしている。

 今年は傑出馬不在の混戦模様。1番人気は1勝馬ながら重賞でも大崩れしないヴァンドギャルドで3.2倍。2番人気はダービー馬マカヒキの全弟で1戦1勝のウーリリが4.6倍。3番人気はきさらぎ賞③着の実績があるランスオブプラーナで5.1倍でした。

 ランスオブプラーナが最内枠から好スタートを切ってハナに立つと、ペースを落として前半の1000mは60秒7。ウーリリは逃げ馬の直後で3、4番手。ヴァンドギャルドは後方から。4番人気のマイネルフラップが3~4角にかけて少し動いた程度で淡々と流れたまま直線へ。ランスオブプラーナがリードを1馬身半に広げて最後の坂を駆け上がる。直後にいたウーリリが末脚を伸ばしてきたが、クビ差まで迫ったところがゴール。外から追い上げたヴァンドギャルドは③着まで。馬群の中を割ってきたケイデンスコールが④着で、マイネルフラップはじりじりとした伸びで⑤着。

 勝ったランスオブプラーナは最内枠と展開利を存分に生かした逃げ切り。きさらぎ賞と同じ形だったが、乾いた馬場でも結果を出せたのは収穫。今後はマークされたり、逃げることができずに外を回る展開になった時の対応でしょう。父のケープブランコはこの世代が日本においての初年度産駒で嬉しい重賞初勝利です。

 ウーリリは追い切り直後に双眼鏡越しにだが、馬っぷりが良くパワーアップした印象を持ったが、当日もプラス16㌔で見栄えのする馬体。キャリア1戦とは思えないレースセンスの良さはさすが血統馬。スローペースでもスムーズに折り合い、クビ差まで追い上げた内容は負けて強し。現状はダービー出走には賞金不足。ぜひとも前哨戦で②着以内に入って出走してほしい。

 ヴァンドギャルドも内有利の展開を外から追い上げての③着で強い内容。やはり乾いた良馬場でこその馬ですね。ただ、加速に時間を要してしまうので、今後もレース展開次第になりそうです。こちらは本賞金400万で、ダービー出走にはトライアルで権利を取るしかない状況に追い込まれました。

 ④着ケイデンスコールは朝日杯FS⑬着以来ということで人気を落としていましたが、上がり3ハロンはヴァンドギャルドと並んで最速。ゴール前の伸びは目立っていました。安田隆行調教師や北村友一騎手のコメントからすると、我慢して直線だけの競馬をした方がいいようです。差し有利の展開や馬場になれば、今回以上の結果も期待できます。

 ⑤着マイネルフラップは千両賞やシンザン記念とは違い、瞬発力を求められるレースになってしまい不発。とは言っても、いつもより早目に動きながら大崩れはしておらず、タフな条件になればいつ巻き返しても不思議はありません。

 ⑥着オールイズウェルはヴァンドギャルドとほぼ同じレースぶりで、エンジンがかかったところがゴールという感じ。前走の500万下では、のちにすみれSを完勝したサトノルークスから半馬身差②着の実績があり、自己条件に戻れば当然ですが、もう一度オープンに挑戦してきても狙ってみたいです。

text by 石井大

 

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