2025年6月22日(日) 3回阪神6日

 昨年まで米子Sとして行われていたレース。今年から名称を変更して重賞に格上げされた。1000m通過59秒1は、過去のレースと比べてゆったりだし、同日3歳未勝利が58秒7で前が残る展開だったことを考えると、レース上がりが33秒9と速くなったのも頷ける。キープカルムは枠なりに馬群の内を追走。スローで馬群が固まっていたこともり、直線は捌くのに少し苦労したが、馬群の中ほどまで出して1頭分のスペースを見つけると鋭く伸びた。1馬身差でも完勝と言っていいのでは。

 ②着には1番人気のチェルヴィニアが入った。道中じわじわと位置を上げて、3~4コーナー中間では好位の後ろ。牝馬で57㎏を背負っていたこともり、勝ち馬には切れ負けしたが、桜花賞以来のマイル戦で力を示した。③着は14番人気のコレペティトール。スローを見越してかコーナーでは外から早めに進出。直線に入って一旦脚が鈍ったようにも見えたが、ラストは再び盛り返してきた。「障害練習の効果もあったと思います」とは井上騎手。レーベンスティールは初の1600mでも流れに乗れていた。慣れてくれば十分こなせそう。直線で立ち上がる場面もあったし、休み明けで斤量59㎏と楽な条件ではなかった。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。