3月19日(日曜)に中山競馬場で行われた第72回GⅡスプリングS(芝1800m・3歳・馬齢重量・晴れ・重馬場)は2番人気のベラジオオペラが優勝。管理する栗東・上村洋行調教師はこれが嬉しいJRA重賞初勝利。騎乗した横山武史騎手はスプリングSは初勝利。この結果、ベラジオオペラ、ホウオウビスケッツ、メタルスピードが皐月賞の優先出走権を獲得した。ベラジオオペラは北海道千歳市社台ファームの生産馬。馬主は林田祥来さん。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
▲レース動画はコチラをクリック
【展開・ペース】 逃げ・先行タイプが揃いましたが、最内枠からグラニットがハナを奪いました。
【レース分析】 ベラジオオペラ(2番人気)はパドックで2人引きでしたが、堂々と落ち着きがありました。いくら
「この馬の武器は理解していたので、その武器を殺さないように乗ろうと思っていました。先行馬が多かったし、前回、2番手から運んで前に行かなくても競馬ができることは分かっていましたからね。能力を殺さないように運んだ結果、あのポジションになりました。上村先生には多くの騎乗依頼をいただいていますし、先生の重賞初制覇に貢献できて嬉しいです。いい競馬ができたし、まだまだ成長しそうですよ。完成するには少し時間がかかりそうですが、凄くいい馬です」とレース後に横山武史騎手はコメント。確たる中心馬がおらず、混戦ムードが漂う今年の3歳牡馬クラシック戦線。3連勝の勢いに乗って本番の皐月賞でも好走して驚けません。

▲ベラジオオペラの4代血統表
ホウオウビスケッツ(3番人気)は一戦毎に体のラインが締まってきて柔
グラニット(13番人気)は前回こそカリカリしていましたが、間隔を開けたことでテンションが上がらずにレースを迎えることができました。同型を制してハナを主張し、
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。