2022年4月24日(日) 2回阪神10日

 朝から途中まで雨が降って馬場は稍重。レースは34秒6ー22秒9ー35秒8(46秒1ー47秒2)の前傾ラップ。ここまで2回阪神の芝1600mで前半3ハロンよりも後半3ハロンが遅かったのはこのレースだけ。馬場も考慮すれば締まったレースになりました。前、内を回った馬が2~4着に来た中で、後方から直線で大外に出して差し切ったソウルラッシュは力が一枚上。重賞初挑戦でしたが、最後は流す余裕があったぐらい。この勝ちっぷりには驚きました。マイルでは無傷の4連勝です。

 2着は1番人気のホウオウアマゾン。道中は2番手でスムーズな競馬。直線だけ馬場のいい外めに出して、②着争いは制しましたが、勝ち馬の決め手に屈した格好。ファルコニアは1番人気に狙いを定めて、うまく乗られていますが、ギリギリ前を捉えられず、勝ち馬にも差されて③着。「走り的に得意ではない馬場でも精一杯頑張ってくれました」とは川田騎手。ベステンダンクはラップの通りラスト1ハロンで一杯になりましたが、一頭飛ばす形でペースを考えると上々の踏ん張り。ラチ沿いをロスなく運んで力は出し切った印象。

 エアロロノアは中団の後ろから。直線は狭いところから脚を伸ばしてきましたが、上位を脅かすまでには至らず。やはり瞬発力を生かせる流れ、馬場の方がいいでしょう。カラテは3角、直線で少し挟まれる場面がありましたし、レース中に落鉄していたとの情報も。エアファンディタは後方から終いを生かす競馬。こういう馬場は悪くないはずですが、直線に向いた時には前とはかなりの差があり、自身の伸びも今ひとつでした。

※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。