4月16日(日曜)に中山競馬場で行われた第83回GⅠ皐月賞(芝2000m・3歳・晴れ・重馬場)は2番人気に支持されたソールオリエンスが優勝。管理する美浦・手塚貴久調教師は当レースは初勝利。騎乗した横山武史騎手は21年エフフォーリアで制しており、2勝目となった。ソールオリエンスは北海道千歳市社台ファームの生産馬。馬主は(有)社台レースホース。
それでは、レースを振り返っていきましょう。
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【展開・ペース】 グラニットが主導権を握るのは想定通りでしたが、タッチウッド、ベラジオオペラらが積極的に追いかけて前半1000m通過は58秒5。重馬場とタフなコンディショ
【レース分析】 ソールオリエンス(2番人気)は体重の数字こそ変わっていませんでしたが、馬体の
「普段からいい馬に乗せてもらっているにもかかわらず、GⅠで成績を残せていなかったので、何が足りないのかを毎日研究してきました。結果を出せて良かったです。馬場が特殊でしたし、外を走らせたいと思っていたんですが、スタートして行き脚がつかなかったので、ポジションを取ることから切り替えて、この馬のリズムで走らせました。この馬が強いことは知っているので、負けるなら展開のアヤや更に強い馬がいた場合だと思っていました。返し馬から状態の良さを感じたので自信を持って乗りましたよ。本当に走る馬、いい馬です。久しぶりにGⅠを勝てて、これ以上の喜びはありませんね。ダービーではいい結果を出せていませんが、僕も成長しているので、大きな舞台でいい走りを披露できればいいなと思います」とレース後に横山武史騎手はコメント。まだコーナーワークなどに若さを残しますが、素晴らしい瞬発力を駆使して混戦を断ちました。

▲ソールオリエンスの4代血統表
②着はタスティエーラ(5番人気)。中間の稽古では馬具を試していましたね。レース当日はいい意味で気
④着は13番人気の伏兵メタルスピード。コンスタントにレースを使っていても硬さがなく、一
text by 京増 真臣
※結果・成績・オッズ等のデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください。